2008年5月3日土曜日

東京株式市場・前場=大幅反発

◆ 東京株式市場・前場=大幅反発、銀行株中心に幅広い買い


日経平均<.N225> 日経平均先物6月限<0#2JNI:> 
前場終値 14014.40 (+247.54) 前場終値 14030 (+240)
寄り付き 13944.26 寄り付き 14060
安値/高値 13944.26─14051.85 高値/安値 13990─14080
出来高(万株) 74797 出来高(単位) 43781
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 [東京 2日 ロイター] 午前の東京株式市場では、日経平均が大幅反発。米国株高
やドル高/円安基調の為替を追い風に一時は300円近い上げとなり、1万4000円台
を回復した。みずほフィナンシャルグループ<8411.T>など銀行株を中心に、トヨタ自動車
<7203.T>やソニー<6758.T>など輸出関連株も含め幅広く買いが先行した。
 前場の東証1部騰落は、値上がり1309銘柄に対して値下がり268銘柄、変わらず
が136銘柄となった。
 米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明からは、市場が期待したほど景気に対する自
信が読み取れず、いったんはとまどった参加者の見方は結局、米利下げ打ち止めが近いと
いう楽観論に着地した。これが米ダウ工業株30種の終値での1万3000ドル台回復や、
日経平均の28日に続く1万4000円回復といった内外指数の台替わりにつながったと
いう。
 「センチメントの改善で、これまで売り込まれたものを買い直す動きが強まった」(明
治ドレスナー・アセットマネジメントのトレーディング部長、若林仁氏)ことから、銀行
株が堅調な展開。「相場の中心は、これまでの資源関連から金融関連にシフトしそうだ」
(大手証券)との声も聞かれた。ドル高/円安基調の為替が追い風になって輸出関連株も
堅調で、ソニー<6758.T>は3月安値後の戻り高値を更新。キヤノン<7751.T>は年初来高値
を更新した。「欧州勢から銀行、自動車、ハイテクなどにバスケット買いが入った。先物
にはまとまった売りが出たものの、それをこなすだけの現物買いが入っている」(大手証
券売買担当者)という。
 ただ、きょうは連休を控えた週末となるほか、米雇用統計の発表も控えて大きくは動き
にくいタイミング。このため、日経平均の1万4000円台では利食い売りが出て上値が
重くなり、関係者が意識していた2月の高値(1万4105円47銭)には手が届かなか
った。

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