◆東京株式市場・大引け=3日ぶり反落、米株大幅安きっかけに利益確定売り
日経平均<.N225> 日経平均先物6月限<0#2JNI:>
終値 13943.26 -159.22 終値 13950 -170
寄り付き 14008.19 寄り付き 14000
安値/高値 13930.28─14036.31 高値/安値 13930─14030
出来高(万株) 187535 出来高(単位) 82057
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[東京 8日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は3営業日ぶり反落。終値で1万
4000円を割り込んだ。原油先物の上昇でインフレや金利上昇への懸念が高まり米株が
大幅下落。テクニカル的な過熱感が出ていたなかで、上昇相場をけん引してきた銀行株や
不動産株に利益確定売りが先行した。ただ中小型株や資源関連株の一角にはアジア勢など
海外投資家の買いも入り比較的底堅い展開となった。
東証1部騰落数は値上がり744銘柄に対し、値下がりは846銘柄。変わらずは
131銘柄だった。
日経平均の日中値幅は約100円。前日の米ダウ<.DJI>が200ドルを超える下落とな
ったにもかかわらず日本株の底堅さが目立った。ここ最近の下値支持線となっている5日
移動平均線1万3942円37円も維持して引けた。
強い地合いの背景は海外勢からの継続した買いだ。このため「売り方も安易に仕掛けら
れないという状況になっている」(野村証券エクイティ・マーケットアナリストの佐藤雅
彦氏)という。市場筋によると、オイルマネーなどアジア系資金が商社株や海運株などに
買いを入れている。
市場では「中小型株にアクティブファンドとみられるバスケット買いが入り、値上がり
銘柄が増えている。コア銘柄は一服だが、循環物色が進んでいるため、ムードは悪くない
」(外資系証券トレーダー)との声が出ていた。
とはいえ昨年来の株価下落の要因となった金融問題が快方に向っているというわけでは
ない。7日の米株市場では、米原油先物が123ドルを超えて最高値を更新したことでイ
ンフレや金利上昇をめぐる懸念が高まり、主要3指数は1%以上下落。物価上昇で需要が
圧迫され住宅市場低迷による影響が深刻になるとの懸念から、銀行や住宅建設など消費に
左右される銘柄が売られた。
米証券取引委員会(SEC)は、監督下にある投資銀行の流動性について調査を行って
おり、流動性や資本の状態に関する情報公開を義務付けることを計画している。
2008年5月8日木曜日
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