2008年5月19日月曜日

日経平均1万4300円台の上値重い

◆東京株式市場・大引け=反発、日経平均1万4300円台の上値重い


日経平均<.N225> 日経平均先物6月限<0#2JNI:> 
終値 14269.61 +50.13 終値 14280 +20
寄り付き 14294.52 寄り付き 14350
安値/高値 14219.08─14343.19 高値/安値 14220─14360
出来高(万株) 223155 出来高(単位) 87209
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 [東京 19日 ロイター] 東京株式市場で、日経平均は反発。債券先物買い/株式
先物売りや、上値の重さに目を付けたディーラーの売りなどで、日経平均は3営業日連続
して1万4300円に上値を押さえ込まれた。ただ、海外勢に加えて国内機関投資家も少
しづつ買いに動き始めており、実需買いに支えられて日経平均は小幅ながら上昇を確保し
た。
 東証1部騰落数は値上がり1037銘柄に対し、値下がりは595銘柄。変わらずは
89銘柄だった。
 前週後半から、日経平均は1万4300円台の上値が重くなっている。2009年3月
期の決算発表がほぼ一巡して手掛かりが乏しくなっている一方でバリュエーション面での
割安感が修正されている。先高期待が薄れているため、短期筋は上値では売りから入りが
ちだ。「ここからの株価の上昇に対する確信はなく、ディーラーは半身の構えだ。きょう
も高寄り後は売りから入って、株価の上値を押さえ込んだ」(準大手証券)との声も聞か
れた。また、短期のモメンタムに乗ったCTAとみられる債券先物買い/株式先物売りの
動きも株価の上値を押さえ、日経平均は伸び悩んだ。
 一方で「インフレ圧力などを背景に、債券で運用するヘッジファンドを解約して株式で
運用するヘッジファンドに乗り換える動きが、大きくはないが少しづつ出てきている。中
東やアジアの資金も買いを入れている」(三菱UFJ証券市場商品本部エクイティグルー
プ エクイティ部 エクイティ支援戦略課 部長代理、谷村仁氏)ことが支えとなり、日
経平均は前日比プラスを確保した。製品値上げによる原材料コストの転嫁に関する報道の
続く鉄鋼株や商品市況高に乗った商社など資源関連株が物色され、三菱商事<8058.T>など
商社株には年初来高値更新が相次いだ。
 
 個別銘柄では、三井物産<8031.T>や丸紅<8002.T>も買われて年初来高値を更新。トヨタ
自動車<7203.T>が堅調。NECトーキン<6759.T>が大幅高。東洋ゴム工業<5105.T>が買わ
れた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>は小安い。ホンダ<7267.T>がさえな
い。アミューズ<4301.T>が売られた。山一電機<6941.T>が安い。

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