2008年5月13日火曜日

東京株式市場・大引け=大幅続伸

◆東京株式市場・大引け=大幅続伸、後場に買い戻し加速で上値伸ばす


日経平均<.N225> 日経平均先物6月限<0#2JNI:> 
終値 13953.73 (+210.37) 終値 14010 (+250)
寄り付き 13814.39 寄り付き 13810
安値/高値 13734.5─13976.92 高値/安値 13730─14010
出来高(万株) 190673 出来高(単位) 127765
--------------------------------------------------------------------------------
 [東京 13日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は大幅続伸。終値で前日比
200円を超す上昇となり、1万3900円台半ばで大引けた。
 円安を好感し、朝方からハイテクや輸出株を中心に幅広く買われた。株価指数先物買い
・債券先物売りの動きが観測されるなど先物主導の展開ながら、欧州勢やアジア勢など実
需の買いも入ったという。12日に起きた中国・四川大地震の株式市場への影響が限定的
とみられたことなどから、後場に買い戻しが加速。上昇幅を拡大した。

 業種別では海運や非鉄金属、機械などが堅調だった。石油・石炭や鉄鋼はさえない。東
証1部騰落数は値上がり1056銘柄に対し、値下がりは537銘柄。変わらずは123
銘柄だった。

 市場関係者によると、きょうは午前中に3000枚の先物売り予約が入っていた。「そ
れをこなし後は特に大口の売りが出ず、堅調な展開となった」(国内証券)という。1万
4000円の上値を意識する局面もあり、日経平均先物6月限は一時1万3990円まで
上昇した。
 「中国・四川大地震の大地震で慎重スタンスに傾き、朝方売りから入った投資家が、地
震の影響が限定的と確認して慌てて買い戻しているようだ」(立花証券執行役員 平野憲
一氏)との指摘も聞かれた。きょうの香港株はしっかり。ハンセン中国企業株指数(H株
指数)<.HSCE>もしっかりで推移している。上海総合株価指数<.SSEC>は軟調ながら下値で
は下げ渋りの展開。

 ただ、長期・新規マネーの流入本格化はみられず、先物主導の相場に変わりはないよう
だ。「現物の売買高が伴わず、後場は先物主導の上昇相場だ。現物もディーラーなどのモ
メンタム投資が中心」(欧州系証券)との声があがった。東証1部の売買代金は2兆
3364億円だった。

0 件のコメント: