2008年4月22日火曜日

日経平均は6日ぶりに反落して大引けた。

◆ 東京株式市場・大引け=6日ぶり反落、利食い売りに押されるも1万3500円台を維持


日経平均<.N225> 日経平均先物6月限<0#2JNI:> 
終値 13547.82 -148.73 終値 13560 -160
寄り付き 13587.51 寄り付き 13580
安値/高値 13519.12─13608.17 高値/安値 13530─13610
出来高(万株) 157842 出来高(単位) 77158
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 [東京 22日 ] 東京株式市場で日経平均は6日ぶりに反落して大引けた。
前日までの5日続伸で800円近く上昇したこともあり、いったんは利食い売りが出る展
開となった。後場に入り、一時、1万3500円の下値をトライする動きが出たものの、
跳ね返された。一方で、今晩の3月米中古住宅販売発表や週後半からの国内企業決算の本
格化を控えて様子見姿勢が強く、終日マイナス圏での動きとなった。
 
 東証一部の売買代金は1兆9181億円と再び2兆円を割り込んだ。東証1部騰落数は
値上がり516銘柄に対し、値下がりは1081銘柄。変わらずは122銘柄だった。
 
 きょうは日経平均は軟調な展開となったが、市場では「騰落レシオ(25日移動平均)
が125%にまで上昇するなど過熱感が出ていたので、きょうの下落は市場にとって必要
な調整だった」(立花証券執行役員 平野憲一氏)との見方が大勢となっている。
 21日のバンク・オブ・アメリカの決算発表で、米国金融機関の1─3月期の
決算はほぼ峠を越え「信用収縮などの金融危機リスクが後退したとの安心感が広がるなか、
センチメントの改善は続いている」(国内投信)との声が聞かれた。きょうの日経平均の
下げも利益確定売りの色合いが濃く、何かを材料にした新規の売りは出ていないという。

 半面、1万3500円の下値を試す場面もあったが、この水準は割れなかった。大和証
券SMBCグローバル・プロダクト企画部上席課長代理、西村由美氏は「1万3500円
前後は以前の上値抵抗線で、累積出来高もそれなりにある。1万3500円台をキープし
ていることで売り方も様子見になる」と指摘している。
 今週の動きについては「個別の企業決算の結果および今期見通しとのかねあいもあるが、
売買のボリュームが増えてくれば1万4000円を狙う場面もあるのではないか」(国内
証券シニア・ディーラー)と期待する声も出ている。
 
 個別銘柄では、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>などの大手銀行株が下落した。
傘下証券でインサイダー取引があったと報じられた野村ホールディングス<8604.T>が軟調。
ソニー<6758.T>やキヤノン<7751.T>、トヨタ自動車<7203.T>などの輸出株もさえない。鋼
材値上げ要請が報じられた新日本製鉄<5401.T>や、2008年3月期業績予想の下方修正
が嫌気された王子製紙<3861.T>も売られた。
 ファーストリテイリング<9983.T>はしっかり。

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