2007年12月19日水曜日

前場=小反発

◆東京株式市場・前場=小反発、銀行株や鉄鋼株が買われる

日経平均<.N225> 日経平均先物3月限<0#jni:> 
前場終値 15214.25 (+6.39) 前場終値 15230 (+60)
寄り付き 15165.09 寄り付き 15190
安値/高値 15152.21─15245.08 高値/安値 15170─15280
出来高(万株) 80078 出来高(単位) 33590
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 [東京 19日 ] 午前の東京株式市場では、日経平均が小反発。米国株が
上昇するなど外部環境が落ち着いたことで下値不安が和らぎ、銀行株など内需関連株や鉄
鋼株など市況関連株を中心に押し目買いが入った。ただ薄商いのなかで上値も限られ、日
経平均は前日終値をはさんでもみあう動意に乏しい展開になった。
 前場の東証1部騰落数は、値上がり673銘柄に対して値下がり896銘柄、変わらず
が153銘柄。

 18日のダウ工業株30種<.DJI>は65.27ドルの上昇。為替が1ドル=113円前
半で安定して推移、欧州中銀(ECB)による大量の資金供給がサブプライム問題による
海外金融機関の資金繰り不安を和らげるなど、東京市場を取り巻く外部環境が落ち着きを
みせてきた。このため「株価の下値不安が後退した」(準大手証券)ことで、市場には
18日まで日経平均が5日続落したあとの押し目買いが入った。
 サブプライム問題を背景にこれまで売り込まれた銀行株は、三井住友銀行の奥正之頭取
が米サブプライム対策基金への支援について慎重な考えを表明したことで「資金負担への
不安が後退した」(新光証券エクイティストラテジスト、瀬川剛氏)ことから買い戻され
た。クレディ・スイス(CS)がみずほフィナンシャルグループ<8411.t>などの投資評価
を引き上げたことも支援材料になった。米国市場に比べサブプライム問題の影響を受けに
くい新興国市場に期待の持てる市況関連株もしっかりの展開になった。
 ただ、米国依存度の高い輸出関連株にはさえないものも目立ち、日経平均の上値は限ら
れた。前場の上下値幅は前日終値をはさんで100円に満たず、動意は乏しかった。商い
も薄く、前場の東証1部売買代金は9777億円と1兆円割れの水準にとどまった。
 市場では「目先、株価の上値は重くなるだろう。海外勢はクリスマス休暇を控えてお
り、ポジションを大きく傾けたくない局面だ。クリスマス休暇明けには12月末のドレッ
シングなどが期待でき、株価はしっかりの動きになるだろう

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