2007年12月16日日曜日

大引け=小幅続落、朝高後は手がかり難でもみあい

◆東京株式市場・大引け=小幅続落、朝高後は手がかり難でもみあい


日経平均<.N225> 日経平均先物3月限<0#jni:> 
終値 15514.51 -22.01 終値 15570 +30
寄り付き 15547.19 寄り付き 15620
安値/高値 15433.77─15697.05 安値/高値 15460─15730
出来高(万株) 281540 出来高(単位) 139714
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 [東京 14日 ] 東京株式市場で日経平均は小幅続落。朝方は円安基調を
好感して買いが先行したものの、日銀短観と先物・オプションのSQ(特別清算指数)算
出のイベント通過後は特に材料がなく、午後は方向感のないもみあいに終始。マイナス圏
で大引けた。
 
 週末でポジション調整の売りが徐々に優勢となったほか、ムーディーズがシティグルー
の格付けを引き下げたと伝えられ「今晩の米国株式市場に対する警戒感も出てい
る」(準大手証券情報担当者)との声が出た。
 
 業種別では、医薬品や精密機器、食品などが買われた。日銀短観で業種別でのDIが大
幅に悪化した不動産や、外資系証券会社が複数社の投資判断を引き下げた保険の下落が目
立ったほか、前日の米国株式市場で金融株が軟調だったこと受けて銀行株も下落した。
 東証1部騰落数は値上がり544銘柄、値下がり1086銘柄、変わらずは95銘柄。
 
 きょうの日経平均は小幅な反発で寄り付いた。寄り前に発表された日銀短観は大企業製
造業・業況判断DIがプラス19と予想をやや下振れる数字となったが、為替が短観を受
けて円安に振れたことが株価にはプラス材料となった。
 
 ただ、その後は材料がなく、午後は見送りムードも出始めてもみあいの展開となった。
市場からは「依然、信用収縮不安が消えず弱い地合いなので売りを仕掛ける向きが多く、
その動きに振られている相場」(国内証券投資情報部)との声が聞かれた。
 
 個別銘柄では、午後に中間決算を発表したIHI<7013.t>が後場、一段高となり、東証
1部で出来高第2位となった。東京スター銀行<8384.t>は値上がり率上位に入った。米投
資ファンドのローンスター[LS.UL]が保有する株式を投資ファンドのアドバンテッジが買
収することで基本合意し、来年1月にも株式公開買い付け(TOB)を実施すると報道さ
れたことが材料になったという。

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