前日の米株安と円高基

◆東京株式市場・大引け＝反落、下値堅く後場下げ渋る

日経平均<.N225> 日経平均先物12月限<0#jni:>　
終値 15932.26 -112.46 終値 15900 -180
寄り付き 15828.65 寄り付き 15700
高値/安値 15700.15─15963.43 高値/安値 15690─15980
出来高(万株) 211813 出来高(単位) 98495
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　［東京　１２日　］　東京株式市場で日経平均は反落。前日の米株安と円高基
調を受けて、寄り付き後すぐに前日比３００円を超す下落となった。しかし、ＳＱ（特別
清算指数）算出を前に動きづらい中で下値が意外に底堅く、後場は下げ渋った。
　
　業種別では石油・石炭や鉱業が高い。保険や不動産、陸運、証券は売られた。
　東証１部騰落数は値上がり７５３銘柄、値下がり８３８銘柄、変わらずは１３２銘柄。
東証１部売買代金は２兆５４３７億円だった。
　
　きょうの日経平均は、前日の米株下落と為替の円高基調を受けて前日比２００円を超す
下落で始まり、一時３００円超までマイナス幅が拡大した。
　香港などのアジア株が下落で始まったことなどから、後場に下げが加速した場面もあっ
たが、売り一巡後は切り返し、１万５９００円台を回復して大引けた。「下値が予想外に
堅いことから、朝方売りから入った短期筋が買い戻した。鉄鋼、商社などバリュー系銘柄
の一角には長期運用資金の押し目買いも入っている」（準大手証券エクイティ部）とい
う。
　また、「利下げ後に売られた米国株が、今晩は反発すると想定しての買い戻しも入っ
た」（国内証券投資情報部）との声も聞かれた。
　
　ただ、１４日のＳＱ（特別清算指数）算出を前に仕掛け的な動きに対する警戒感もあ
り、様子見姿勢は強まっている。