◆東京株式市場・前場＝続伸

◆東京株式市場・前場＝続伸、日経平均1万5000円割れ後に押し目買い

日経平均<.N225> 日経平均先物3月限<0#jni:>　
前場終値 15205.16 （+173.56） 前場終値 15220 （+210）
寄り付き 15044.35 寄り付き 15090
安値／高値 14998.01─15205.16 　 高値/安値 15030─15240
出来高(万株) 87777 　　出来高(単位) 47358
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　［東京　２１日　］　午前の東京株式市場では、日経平均が続伸。１万
５２００円台を回復した。クリスマス休暇を控えた薄商いのなか、朝方は一時１万
５０００円を割り込む場面も見られたが、その後は値ごろ感から押し目買いが入って堅調
に転じた。銀行株の買い戻しは一服したものの輸出関連株や市況関連株が買われ、先物買
いと相まって日経平均を押し上げた。
　前場の東証１部騰落数は、値上がり８３７銘柄に対して値下がり７４５銘柄、変わら
ずが１３７銘柄。
　日経平均はこのところ、１万５０００円を下値として意識する展開が続いている。朝方
は方向感の定まらないなかでわずかに１万５０００円を割り込む場面もみられたが、その
後は値頃感からの押し目買いが入って日経平均は堅調に転じた。先物買いが強まったこと
も日経平均を支援した。
　ただ、市場では前場の株価上昇が今後のトレンドとして定着するかどうかには慎重な声
が多い。クリスマス休暇を控えて参加者が減っており、東証１部売買代金は１兆０４５０
億円と薄商い。「きょうの取引は、休暇を控えたポジション調整の域を出ない。薄商いの
なかでついた株価に信頼性は乏しい」（いちよし証券投資情報部チーフストラテジスト、
高橋正信氏）と慎重な声が上がっている。「３連休前で商いは盛り上がらないが、休み中
に好材料が出た場合の担がれるリスクもあるため、今日は下値を叩こうとする動きは出て
いないようだ」（東洋証券・シニアストラテジストの児玉克彦氏）との声も出ていた。
　米オラクルの予想を上回る９─１１月期決算を受けて米国でハイテク株物色が
強まった流れを受けて、東京市場でもソニー<6758.t>などハイテク株が堅調。新日本製鉄
<5401.t>など市況関連株も買われて日経平均を押し上げた。一方で、三菱ＵＦＪフィナン
シャル・グループ<8306.t>など銀行株への買い戻しの勢いは一服した。