2007年12月26日水曜日

東京株式市場・大引け=4日続伸

◆東京株式市場・大引け=4日続伸、薄商いのなか輸出株や素材株が買われる

日経平均<.N225> 日経平均先物3月限<0#jni:> 
終値 15653.54 (+100.95) 終値 15710  (+70)
寄り付き 15613.96 寄り付き 15650
安値/高値 15559.47─15653.54 高値/安値 15600─15730
出来高(万株) 138987  出来高(単位) 34774
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 [東京 26日 ] 東京株式市場で日経平均は4日続伸。円安を背景に自動
車セクターなど輸出関連株が買われた。鉄鋼や非鉄など素材株の一角も後場一段高となり
日経平均は高値引け。ただ、クリスマス休暇で海外勢のフローは細く、東証1部売買代金
は1兆4411億円と前日に続き今年最低を更新した。

 東証1部騰落数は値上がり1426銘柄、値下がり228銘柄、変わらずは70銘柄。
  
 「閑散に売りなし」との相場格言がピタリとあてはまるような展開となった。クリスマ
ス休暇で主要な海外市場が休みとなり、追加材料と参加者が乏しいなか小口の買いに日経
平均は1万5600円台を回復。市場では「月末接近でディーラーの動きが鈍く、ボラテ
ィリティが高まる状況ではないが、年末年始の株高に対する期待感から徐々に下値を切り
上げる展開になっている」(準大手証券エクイティ部)との声が出ていた。

 ただ、今年最も薄い商いの中での上昇であり、慎重なムードも抜けきれていない。ひと
つは世界経済の行方のカギとみられていた米クリスマス商戦の結果について評価が定まっ
ていないためだ。
 米小売店5万店以上の売り上げを調査するショッパートラックRCTが24日発表した
データによると、クリスマス直前の週末(12月21―23日)の小売店売上高は、前年
同期比18.7%増。一方、米調査サービスのスペンディングパルスが25日発表した今
年の米クリスマス商戦の売上高は3.6%増となり、同社予想レンジ(3.5─4.0%
増)の下限付近にとどまった。
 為替が対ドルで114円と円安水準で推移しているため輸出関連株への買い安心感はあ
るが、米個人消費への不安もあり、上値を追うような積極的な買いにはつながっていな
い。

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