2007年12月19日水曜日

大引け=6日続落

◆東京株式市場・大引け=6日続落、先物主導で日経平均1万5000円の下値に接近

日経平均<.N225> 日経平均先物3月限<0#jni:> 
終値  15030.51(-177.35)  終値    15090(-80)
寄り付き 15165.09  寄り付き 15190
安値/高値 15030.51─15267.75   高値/安値 15050─15300
出来高(万株) 177698    出来高(単位) 82675
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 [東京 19日 ] 東京株式市場では、日経平均が6日続落。銀行株への買
い戻しなどをテコに戻りを試したものの上値が重く跳ね返され、引けにかけて下げ幅を広
げた。東証1部出来高が17億7698万株と薄商いの中、後場終盤に先物への売りが強
まり、日経平均は18日に続いて1万5000円の下値に接近した。
 東証1部騰落数は値上がり287銘柄、値下がり1336銘柄、変わらずは99銘柄。
 18日のダウ工業株30種<.DJI>は65.27ドルの上昇。為替が1ドル=113円前
半で安定して推移するなど、東京市場を取り巻く外部環境は落ち着きをみせてきた。

 日経平均は18日まで5日続落していたこともあり、サブプライム問題を背景にこれま
で売り込まれた銀行株を中心とする買い戻しで自律反発する場面もあった。しかし戻りは
鈍く、市場には上値の重さに失望感が広がった。
 買いはショートカバーが主体で、ロングメイクがあっても上値が重くなると早々に手仕
舞う短期のモメンタムプレイが多い。「運用機関にとっては3月期末が視野に入ってきて
いる。サブプライム問題を考えれば3月末までの株価の上値には限度があるため、短期の
トレーディングにならざるを得ない」(信託)との声も聞かれた。
 こうしたなかで後場終盤に先物売りが強まり、薄商いのなかではこれに伴う現物売りを
吸収できずに日経平均は急速に下げ幅を広げ、1万5000円の下値に接近した。市場で
は「値動きのなかでサヤを取りたい先物筋が売り仕掛けたようだ。上値の重さを考えれば、
仕掛けるなら買いより売りのほうがリスクが小さい」

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