2008年6月2日月曜日

米国を中心とするインフレ懸念の高まりを受けた金利上昇圧力から

◆東京株式市場・大引け=3日続伸、不安定ながら先物主導の底堅い展開


日経平均<.N225> 日経平均先物6月限<0#2JNI:> 
終値 14440.14 +101.60 終値 14440 +100
寄り付き 14342.96 寄り付き 14360
安値/高値 14189.97─14461.03 高値/安値 14190─14470
出来高(万株) 226430 出来高(単位) 135896
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 [東京 2日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は3日続伸となった。先物主導で
上下し方向感のない展開となったものの底堅かった。為替が対ドルで105円台の円安基
調で落ち着いていることなどから、ハイテクや自動車株など輸出株を中心に買われた。
 東証1部の売買代金は2兆7828億円と、ややボリューム不足だったが、インフレ懸
念を受けた金利先高感を背景に、海外投資家のほか年金などの長期マネーも債券から株式
にシフトする流れが出てきているとの声が少なくない。

 業種別では輸出株のほか、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>が年初来高値を更新
するなど、金融株もしっかり。医薬品や金属製品は売られた。東証1部騰落数は値上がり
1018銘柄に対し、値下がりは586銘柄。変わらずは114銘柄だった。
 
 米国を中心とするインフレ懸念の高まりを受けた金利上昇圧力から、債券売り/株式買
いの流れが強まっている。CTA(商品取引顧問業者)などによる先物での動きが主流と
みられていたが、相場の上昇に伴い年金などの長期資金でも株式への資金シフトが出始め
たとの観測が出始めている。
 東洋証券ディーリング部シニア・ストラテジストの児玉克彦氏は「インフレ懸念の高ま
りを受けて、年金などの長期資金も債券から株式に資金シフトし始めたようだ。売買代金
が膨らんで1万4500円を超せば、日本株を持たざるリスクが意識される一方、テクニ
カル面でも一気に強気派も増えるのではないか」とみている。

 米国景気の先行きについては、最近の経済指標を踏まえた判断は依然、流動的。今晩発
表の米5月ISM製造業景気指数の数字によっては米国株が大きく反応する可能性もある
が、市場では「国内株式は米国景気や為替など外部環境の影響を引き続き受ける半面、米
国株の動きとかい離して上昇する場面が増えてきた」(国内証券)との声もある。
 ただ、「1万4500円のコール建玉が増加し、上値は売り方の抵抗感が強くなってい
る」(大手証券)との指摘が出ている。

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