2008年2月1日金曜日

モノラインへの不安が強まる

◆東京株式市場・前場=反落、モノラインへの不安が強まる


日経平均<.N225> 日経平均先物3月限<0#JNI:> 
前場終値 13507.80 -84.67 前場終値 13520 -30
寄り付き 13517.74 寄り付き 13500
安値/高値 13464.73─13648.39 高値/安値 13460─13660
出来高(万株) 101791 出来高(単位) 57516
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 [東京 1日 ] 午前の東京株式市場で日経平均は反落。寄り付き後は前日
比を挟んでの方向感に乏しい動きとなったが、その後は軟調もみあいとなった。
 今晩の米雇用統計などを控えて動きづらい上、モノライン(金融保証会社)の格付けに
関する発表が相次ぎ、市場の不安心理が強まった。一方で、業績が好調だった主力株中心
に実需筋の買いが観測されたという。

 業種別では海運や非鉄金属、保険などが買われた。不動産、食品、銀行などはさえない。
 前場の東証1部騰落数は、値上がり583銘柄に対して値下がり1024銘柄、変わら
ずが111銘柄。
 
  米ムーディーズは31日、モノライン(金融保証会社)について、一部のモノライン
でトリプルAの格付け維持に必要な資本を調達できない可能性があるとの認識を示した。
 一方、スタンダード&プアーズ(S&P)が31日、モノラインのFGICの保険財務
力格付けをAAAから2段階引き下げAAとし、MBIAの金融保証部門につい
ても、格下げ方向で見直すと発表した。これらの発表を受けて「モノラインへの不安が徐
々に強まっている」(新光証エクイティストラテジストの瀬川剛氏)という。
 
 きょう午前の国内株式市場は、今晩の米雇用統計を控えて積極的に動きづらい中、先物
に振られやすい展開となった。企業決算では業績予想を下方修正したソニー<6758.T>など
が売られた一方で、「悪化が懸念されていた第3・四半期決算も好調な企業が少なくない
ため、安心感を誘っている。国際的に知名度の高い銘柄に買いが向かいそうだ

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