2008年2月19日火曜日

寄り付き直後に1万3800円台をつけたあとは伸び悩み

◆東京株式市場・前場=続伸、大型株中心に買われる


日経平均<.N225> 日経平均先物3月限<0#JNI:> 
前場終値 13710.85 +75.45 前場終値 13720 +130
寄り付き 13761.76 寄り付き 13800
安値/高値 13691.88─13801.68 高値/安値 13690─13820
出来高(万株) 95348 出来高(単位) 37331
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 [東京 19日] 午前の東京株式市場で日経平均は続伸。トヨタ自動車
<7203.T>や新日本製鉄<5401.T>、キヤノン<7751.T>が売買代金の上位に入るなど、大型株
を中心に買われた。
 地合いは強い一方で、寄り付き直後に1万3800円台をつけたあとは伸び悩み。「チ
ャート上でフシとなっている4日のザラ場高値(1万3889円24銭)が意識されてい
る」(SMBCフレンド証券・投資情報室次長の松野利彦氏)との指摘があった。

 前場の東証1部騰落数は、値上がり866銘柄に対して値下がり713銘柄、変わらず
が143銘柄。
 
 きょうの午前は、優良株に海外勢から指値買いが入ったとの観測があった。「成り行き
注文ではないのでドンドン上値を追うわけではないが、売り一辺倒だったこれまでとはや
や状況が変わってきている可能性がある」(国内証券投資情報部)との声があがった。
 大和住銀投信投資顧問上席参事の小川耕一氏は、市場センチメントの改善というよりは
需給が改善したとみている。「12月と1月は短期筋や海外投資家の売りがきつかった
が、2月に入り、海外投資家を中心に売りがとまってきた」(小川氏)と述べた。「戻り
売りも多い一方で、着実に実需買いも流入している」(準大手証券トレーダー)状況に変
わってきている。

 ただ、もう一段の上を目指すにはボリューム不足との見方が出ている。前場の東証1部
の売買代金は1兆円余りにとどまった。「商いが増えないと、市場に対する信頼感が強ま
らない」(大和住銀投信投資顧問 小川氏)との声が出ている。

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