2008年2月22日金曜日

大引けに1万3500円台まで戻す

◆東京株式市場・大引け=反落、下値固く大引けに1万3500円台まで戻す


日経平均<.N225> 日経平均先物3月限<0#JNI:> 
終値 13500.46(-187.82)   終値 13500 (-190)
寄り付き 13530.19 寄り付き 13500
安値/高値 13378.72─13540.62 高値/安値 13370─13540
出来高(万株) 209076 出来高(単位) 116321
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 [東京 22日 ] 東京株式市場で日経平均は反落。米国経済の減速懸念が
急速に強まり、寄り付きから売り先行となった。先物主導の展開で後場に入っても安値圏
でのもみあいが続いた一方で、25日線を意識して下値では下げ渋り。大引けにかけては
1万3500円台まで戻した。市場では「需給は改善しているので、下値での抵抗力は徐
々に強まっている」(国内投信)との声があった。
 半面、東証1部の売買代金は2兆4745億円どまり。週末前の様子見もあり薄商いと
なった。

 業種別では情報・通信や不動産などの下げがきつい。鉄鋼や卸売、非鉄金属、鉱業は後
場、上昇に転じた。
 東証1部騰落数は値上がり542銘柄、値下がり1070銘柄、変わらずは110銘柄
だった。
 
 きょうの国内株式は終日、安値圏での推移となった。午前中は一時、前日比300円を
超す下落幅となったが、その後は安値もみあいながら徐々に下げ幅を縮小。市場では「2
5日線が下値メドとして意識され、この水準では買いが入ってくる。25日線を維持でき
れば、下値切り上げ型の現在のトレンドを継続することができる」(大和証券SMBCエ
クイティ・マーケティング部課長代理 西村由美氏)との指摘が出た。
 一方、先物立会外で数回に分けて中東、アジア系資金とみられるクロス商いが観測され
たという。

 前場は主力株のほとんどが売られたが、午後は丸紅<8002.T>など商社や三菱ケミカルホ
ールディングス<4188.T>など化学の一角が買われた。
 大手銀行株はみずほフィナンシャルグループ<8411.T>が終日軟調だった一方、三井住友
フィナンシャルグループ<8316.T>は後場切り返した。ソニー<6758.T>やキヤノン<7751.T>
などのハイテク、東京エレクトロン<8035.T>などの半導体製造装置関連、トヨタ自動車
<7203.T>などの自動車株、新日本石油<5001.T>などは総じてさえない。

 前引け後、新日本製鉄<5401.T>と住友商事<8053.T>による三井鉱山<3315.T>のB種優先
株の取得が正式に発表された。午前中は思惑から3社いずれも買われたが、正式発表を受
けたB種優先株式の普通株式への転換に伴う1株利益の希薄化懸念から、三井鉱山は後場
反落した。

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