2008年2月8日金曜日

東京株式市場では、日経平均が大幅反落

◆東京株式市場・大引け=反落、日経平均は前日に続き一時1万3000円割れ


日経平均<.N225> 日経平均先物3月限<0#JNI:> 
終値    13017.24 -189.91 終値    13050 -150
寄り付き 13143.08 寄り付き 13130
安値/高値 12997.88─13279.52 高値/安値 12980─13290
出来高(万株) 235225 出来高(単位) 128283
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 [東京 8日 ] 東京株式市場では、日経平均が大幅反落。7日に続いて、
一時1万3000円を割り込んだ。12月機械受注が予想を下振れるなどセンチメント
改善の手掛かりがなく、7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)や3連休を控えて実
需筋が様子見にまわるなかで先物に翻弄される展開が続いた。
 東証1部騰落数は値上がり543銘柄、値下がり1071銘柄、変わらずは109銘
柄。
 日経平均は7日に心理的な節目である1万3000円を割り込んだあとで急速に値を戻
しており、きょうの相場の焦点は株価下げ止まりのコンセンサスが形成できるかどうかだ
った。7日の米国株が4日ぶりに反発したこともあり、リバウンドを探る動きが期待され
ていた。
 しかし、寄り付き前に発表された12月機械受注が事前予想を下回って買い意欲に水を
かけたほか、東証がシステム障害でTOPIX先物3月限の取引を停止したこともセンチ
メントを悪化させ、後場に入ると日経平均は一段安。先物主導で下げ幅は一時200円を
超え、1万3000円を割り込む場面もみられた。
 国内企業の決算発表には米国の景気減速の影響が広がりつつあり、来週からは欧州の銀
行の決算発表が本格化するなど、見極め材料が多い。週末の7カ国財務相・中央銀行総裁
会議(G7)もサブプライム問題に対する即効性のある対策は期待できず、実需筋が買い
向かう手掛かりは乏しい。
 基本的には、現在は1月安値付近をレンジの下値とする底値形成過程にあるとの見方が
多く「1月安値に対する2番底を探る動き」(投信)、「日経平均は時間をかけて1万3
000円前後の水準を固める展開が続いている」(準大手証券)などの声が出ている。当
面は、荒っぽい値動きのなかで落ち着きどころを探る展開が続きそうだ。

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